ドラフト総評~セリーグ編~

こんばんは!久しぶりになりました。

では早速、昨日行われたドラフト会議の総評を、セリーグからやっていきます。なぜセリーグからなのかというと、筆者がカープファンだからという、それだけなのでパリーグファンの方は悪しからず。

 

では、広島から!

 

広島 80点

1位小園を引き当て、2位島内とここまではプラン通りの指名。筆者も島内を2位候補として評価していた。
ただ、即戦力投手がもう1枚ほしかった。3位の林も三塁のプロスペクトとしてここでなければ獲れない選手だが、4位の目前でソフトバンクに板東を獲られてしまい、即戦力投手2枚という夢は砕け散った。
しかしこの即戦力投手も元々は運用の悪さからきているので、ドラフト戦略よりもシーズンの戦術の方が問われるチームである。

 

ヤクルト 85点

1位清水は正直物足りないが、順位縛りがあったため(小声)ここでの指名が妥当。しかし2位中山、3位市川、4位濱田、5位坂本と好素材を立て続けに獲得。ここの育成に成功すれば、神ドラフトにもなりうる。そして、着実に育成力をつけてきているチームでもあり、期待が持てる。

 

巨人 55点

1位で最大の補強ポイントである左の強打者を逃してしまい、後手に回るドラフトだった印象。特に投手が足らない(運用難も含め)状況でありながら、大学社会人の投手が1位高橋のみなのは寂しい。育成1位の山下までは好素材の高校生の獲得には成功、なんとか数年後にリターンを得たい。しかし、即戦力をほぼ獲得しなかったのは、丸獲得への布石なのか…。

 

DeNA 95点

入札で喉から手が出るほどほしかった大型ショートは逃したものの、1位2位と東都のエースと4番の補強に成功。まったく傷を負うことはなかった。
上茶谷は不安なのは体力面のみ、伊藤裕季也も二塁守備はそれほどだがもともとソトを二塁で起用しているチームであり、それほど大きな問題にはならないだろう。
井納以外に計算の立たない先発、ロペスの後継になりうる日本人の大砲、好素材で二刀流の可能性も持つ高校生と、バラエティに富んだ指名ができた。

 

中日 95点

根尾を引き当てただけに留まらず、2位で梅津の獲得にも成功。12球団屈指の成果を上げた。
根尾は可能性があるなら二刀流を望みたい。そして梅津は中継ぎで1年目から活躍できるのではないだろうか。
3位で勝野も獲れた。こちらは先発ローテーションに殴り込みをかけてくるだろう。
欲を言えば4位あたりで指名漏れした外野手を指名できていれば100点だった。しかし石橋もこの順位でなければ苦しかった可能性が高い。
そして6位滝野は即戦力ではないかもしれないが好素材だ。後はとにかく育成力が問われ、与田新監督の腕の見せ所と言えそうだ。

 

阪神 50点

1位で藤原、辰己とほしかった長打力のある外野手を逃してしまったことで、こちらも後手に回ってしまった。
1位近本、2位小幡ともにいい選手だが、もう1つ下の順位でもいけたのではないか。2位小幡に関しては、オリックスが外れ1位で太田を指名したことで慌てたのがもろに出ていたように見えた。
4位斎藤はおいしい指名だろう。しかしそれ以外では突き抜けそうな選手を指名することができず、後はストーブリーグにすべてをかけることになる。

 

以上、セリーグ編でした。パリーグ編は明日!
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