新・山賊打線の考え方

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プロ野球も開幕し、長い冬眠が終わったような解放感に包まれている今日この頃。

今回は、去年から書こうと思っていた西武打線についての考え方が纏まりましたので書いていきます。

西武打線と言えば昨年は球団記録の792得点を記録し、ネットでは山賊打線とも呼ばれました。その打線は、どう組んでもどこからでも得点が取れる圧倒的な破壊力でした。

その中心を担った浅村が同一リーグに移籍したものの、今季もその破壊力は衰えることはなさそうです。
(筆者は広島の得点力の低下を懸念していますが、その最たる原因はピッチャーが打席に立つことであり、DH制の魅力を感じます。広島も、DH制ならそこまで懸念されるものでもありません。)

その組み方をいくつか考えましたので、発表していきます(筆者の打順の考え方についての記事はこちら、2019シーズンの広島の打順についての考察はこちらをご覧ください。)。

筆者は固定されるべきは3番秋山、4番山川の二人のみと考えています。その他は流動的にし、何より大切なのが選手のコンディションの見極めになります。
では、現在の形から考察していきます。

1番金子2番源田とする現在の形では、ダブル1番を組んで走力を活かす狙いが感じとれます。
しかし「(なるべく)上から順にいい打者を置いていく」という定義においては、8番中村というのは宝の持ち腐れでしょう。
この形を採用するのであれば、森を下位打線で起用したいです。その狙いは、初めて正捕手としてのシーズンとなる森(昨年も炭谷はほぼ菊池雄星専門の捕手ではあったが)の負担を軽減することです。正捕手としての森の打撃の負担を軽減できるとき、今のダブル1番の旨味を最大限に得られるのではないでしょうか。

基本の形としては1番に源田か金子の好調な方を置き、2番は外崎を基本とし栗山や森も選択肢に入ります。こちらも最も好調な選手が2番、次いで好調な選手が5番としたいです。
そして中村は6番でなるべく固定したいです。これは三振の多い山川と中村を並べるのではなく、間に一人コンタクトヒッターを入れたいからです。この5番には、先に2番で挙げた3選手を使いたいです。

後はコンディションによってメヒアを使うなどしていけば、今シーズンも得点力は担保されるでしょう。

そして超攻撃的にいくならば、1番外崎2番森/栗山といった選択肢も考えられます。また、9月の勝負所で中村かメヒアのどちらかが好調であれば5番起用を考えてもいいです。大胆に点を取りたい試合では効果を発揮するかもしれません。

いずれにせよ、DH制を最大限に活かすことでいくつもの選択肢が考えられる今季の山賊打線投手力には疑問は残りますが、その破壊力でパリーグを掻き回してもらいたいものです。