フライボール革命が教えてくれたこと
こんばん初芝清。タッツです。
はい、すべりましたね。
現在の自分の野球成分として、主はアマチュア野球ですが、もう1つ、「超一流の技術を万年補欠の選手が実践する」というテーマで草野球を楽しんでいます。
なんでこのコンセプトなのかというと、Twitterでお股二キさんをはじめとする野球に詳しい方々の仰ることを自分なりに咀嚼して自分の言葉でアウトプットするときに、最適な手段かつ自分の大きな目的である「人生初のホームランを打つ」ことに直結するからです。
余談ですが、知識というのはアウトプットできて初めて自分のものになります。インプットだけの知識は、単なる”受け売り”です。
では、本題へ。
まず、フライボール革命とは何か——。
ご存知の方も多いと思いますが、簡単に解説します。
野球で、最も簡単に点を取る方法は何でしょうか?
それはもちろん、ホームランですよね。
そしてホームランというのは、ある程度理想に近いスイングをしていないと打てません。
さらに、ホームランを打つには、当然打球を上げる必要がありますよね。
ならば最初からホームランを狙うスイングでフライを上げてしまえ、というコンセプトかなと、自分なりに解釈しています。
もう1つの背景としては、少し前までMLBではムービングファストでゴロアウトを重ねていくスタイルが全盛期を迎えていたので、それに打者陣が対抗した結果なのかなとも思います。
ではフライボール革命は日本でどの程度浸透しているのか——。
アマチュア野球を追いかけている自分の結論としては、地方大学には浸透していますが、東京の大学(特に有名大学)では、体格の大きくない選手にはほぼほぼ浸透していないですね。
日本球界の打撃の常識として、「上から叩け」「逆方向に打て」の2つがあります。東京の有名大学では、正直これらの理論がかなり根強く残っているように感じます。
しかし、これらははっきり言えば間違いです。
上から叩くことで弱いゴロorポップフライがかなり増えますし、逆方向を意識したスイングでは高い確率でファールになります。
では今から自分の打撃の話をします。
自分は身長164㎝です。これだけで、日本の常識であればフライを打つことはまず奨励されません。事実、学生時代は上からと逆方向を意識させられた記憶があります(フライを上げて懲罰交代を食らったこともしばしば)。しかも、当時はガリガリ体型だったので、ホントに非力でした。
ですがここでもう1つ。自分は致命的に鈍足です。しかも右打者。
鈍足の選手がゴロを打って、何か意味があるでしょうか。内野手に捕られたら、全部アウトです。
これまでの話を理解できていればわかると思いますが、学生時代の自分、外野まで打球を飛ばした記憶はございません(笑)。身体が非力な上に、力の伝わらないスイングをしていたので、全部打球が内野手止まりなんです。
そんな自分も大学入学時に、自由に野球ができるということで、「草野球でホームランを打つ」という目標を掲げました。そして、ホームランを打つために野球をするので、すべてのボールをかち上げるようになりました。
そうしたら、簡単に打球が外野まで飛ぶようになったのです。さらに、フライの打ち損じの内野ゴロが、内野の間を抜けていくような打球速度も手に入れました。
フライを打つことを心がけた結果、スイングそのものが力強くなったのです。
正直、日本の社会には根拠の見えない常識がはびこっていると感じています。
そういったものを壊し、グローバルな視野を持つことで、自分の世界はビックリするほど開けてくるでしょう。
自分は今では、外野の頭を越えるような打球を打てるようになりました。
その打撃理論や打撃改造の推移については、おいおいこのブログに書きます。
フライボール革命の結論。
小さい選手こそ、かち上げろ。
常識を疑い、自分が新時代の常識になってしまえばいい。